手術後の変化について
卵巣嚢腫ができていたということで、私の体では不調が起こっていた。しかし、不調と気づきだしたのはレディスクリニック受診の4か月ほど前からであった。
・顎ラインのニキビが突如爆発し暴虐の限りを尽くす
・生理前の不正出血が続く
・前回の生理から2週間で次の生理が来る
・めちゃくちゃに頻尿
など、など。
最初に受診したレディスクリニックで「いきなり大きくなったとかではなく、ずっと前からあったみたい」と言われた15センチ大の卵巣嚢腫なので、「おかしいな~」と気づくまでにずいぶんかかったことになる。
ふだんあまり気にされることのない卵巣という臓器は自己主張もあまりしない様子。あまり自覚症状も出ないとのこと。困ったやつだよほんとにもー!
膵臓と同じ「沈黙の臓器」系のやつだよー!
かくいう私も、結婚してうっすらと妊娠の可能性に目を向け始めたからこそ「そうだ、病院行こう」と思い立ったわけだけど、そうでなければ「まあ大丈夫だろう」と放置しただろうな。そして15センチの卵巣嚢腫がどれだけ大きくなったのか、はたまた捻転したり破裂したりして痛みにのたうち回ったのか、想像するだけでゾッとする。怖っ!
しかし、こうなってみて気が付いたことがある。
まずは生理。
・生理周辺症状(生理前に食欲が増す、メンがヘラる、怒りっぽくなる、など)がほとんどなかった。普通に毎日食欲旺盛だったこともあるが、イライラすることもなければメンがヘラることもなかった。
・就寝時に出血することもほぼなかった。
・全体的に量も少なかった。
・生理痛もほとんどない。
・生理中に眠たくなる、お腹がすく。
これが、年を経るごとに変化していき、生理前に暴食したくなったり、寝るときにはタンポンのお世話になったり、生理の経血量が増えたり、よくよく考えれば徐々に変化は起こっていたのだ。
しかし、女は7の倍数の歳に体質が変化する、だとか、人間30歳を超えればいろいろ体質が変わる、だの、よく言うじゃないですか。
だから、そう思っちゃったんだよねー!
そんなもんなんだーって思っちゃったんだよねー!
これはただの体質の変化なんだーって。私がそう納得しているうちに、卵巣さんは肥大していった、というわけ。おそろしいなぁ……。
でで!
この間、術後初めての生理がやってきたんですけど(さる5月のことです……)、なんと不正出血がありませんでしたー!!
いや、手術までしてるんだから、不正出血あったらびっくりするけども。
あとは、寝てるときに経血が出なかったり、食欲もメンタルもフラットだったり。経血量も少ない。でもこれは術後初めてだからかもしれないし、要経過観察。
手術前まで、生理二日目まで夜はタンポンにお世話になってたんだけど、このままタンポンとさよならできたらうれしいな…!(10月現在、できています…!!!)(一箱あまってるタンポンどうしよう……)
手術が決まってから手術を終えたこれまでで、ちょっと考えにも変化が。
妊娠出産に関してもそうだし、自分の体や健康について。
自分のことを割とタフだと思ってるたり、無理がきくと思ってるひとって多いと思うんだけど(私もそう)、それってたぶん自分に合わせて体が頑張りに慣れているだけなんだろなーって。
ノンノンノン!もっと自分のこと大事にしなはれ!…と思うようになりました。
それに「前となんか違うなー」「ちょっと変わったなー」というだけでじゅうぶんに受診の理由になる。何もなかったら「やっぱ何もなかったわー!」で済むことだし、自分の体に「?」が浮かぶことがあれば、生理関係でなくても受診していいと思う。
というか、受診してみてください!!!!
何かあってからじゃ遅いから。
だって、自分の体とか、命とか大事じゃん!
体やこころを壊す前に、自分に過保護になってもいいじゃんね。
自分や、もちろん周りの大事なひとにも。せっかく生きてるんだし、どうせなら健康で元気に生きたいよね。
というわけで、「何かおかしい即受診」くらいの勢いで、よろしくどうぞ!